平泳ぎキック 怪我をしない体の使い方 その2股関節の痛み
まずは、以下のポイントに痛みがあるか確認してください。
心当たりがある方は、使い方が間違えている可能性があります。
・膝の痛み(膝の内側面)
・股関節の痛み(内股あたり)
・スネの痛み(シンスプリント)
以下のような方が痛みが出る可能性があります
・ウエッジキックを使い、体の外側に水を蹴りすぎている方
・足を閉じる動作に力が入りすぎている方
・臀部や大腿部、大腰筋が硬くなっている方
・臀部や内転筋の筋力不足の方
・股関節の屈曲及び骨盤前提が苦手な方
・股関節の回旋動作が苦手な方 etc

上の写真は。膝を広げるウエッジキックですが、
股関節の外旋に頼るため、筋力や柔軟性が不足していると怪我をしてしまう可能性があるキックです。
また、引きつけの動作で抵抗をたくさん作ってしまうキックなため、
競泳では使う人が今日においては少ないと言われています。
また、上記写真は股関節が伸しすぎており、股関節屈曲&骨盤前傾ができておりません。
屈曲というのは、以下の写真の動作です。


難しいことをいうと、上記写真では以下のような動作が行われています。
股関節は 屈曲+外転+外旋
骨盤は、前傾
これが理想だと考えられます。
また、その形が一番力が発揮できるはずです。
なお、赤色の線よりも深く屈曲をすることもよくありません。
深い屈曲により大きな抵抗が生まれるだけではなく、股関節でインピジメントが起こってしまうかもしれません。
つまり股関節が形態異常となってしまいます。
抵抗の関係から屈曲しない方が良いという方もいらっしゃるかもしれませんが
平泳ぎにおいては股関節を屈曲させたのち、回旋可動域を使いながら伸展する事で力強いキックを打つ事ができます。
フォームはいろいろとありますが、股関節を使うためには、それなりの準備が必要です。
改善点
・股関節柔軟性
・臀部、内転筋の筋力
・骨盤、股関節の使い方 etc