
今井月選手のブレストキック
ブレストキックには、皆さん悩まされているかと思います。 体質的に、恵まれた選手から、 努力のたまものとして、ブレストキックを極めた選手がいます。 1回のキックでより推進力を生み出すことができるとするのが、ブレストの命題でありますが 柔軟性が高い選手ほど、推進力があるということがいえます。 その例として、 今井月(るな)選手をあげます。 ↓今井選手はこんなに膝の柔軟性が高いといえます。↓ ここまで引きつけるとなると、 膝関節から、足指先までで面を作り後に水を押し出すことができていることになります。 ただ、ここまで曲がるとなると、普段からこのような柔軟性があることが前提となるようです。 世界水泳の金メダリストである、渡辺選手との比較をしてみても ひきつける角度が違いますね。 これによって、足の動く可動域の奥行きができることから、 キック自体の推進力(単体)が伸びるといえます。 可動域については、生まれつきだけではなく、日々の努力により、 広げることが出来ると言われています。 ということで、皆さんも、是非とも日々のストレッチを頑張りましょう!!

星選手のバタフライグライド技術
バタフライは、いかに省エネで泳ぐかが大切になります。 今回は、世界水泳金メダリストの星選手を参考に解説をします。 浮き上がり動作から。 全身で浮力を駆使し、見事なストリームラインを作っていますね。 ストロークをする際にも、上の画像と腰の位置が変わらないという点が ポイントであります。 リカバリーをしたあとの、グライド姿勢です。 指先にまでしっかりと気を使って泳いでいますね。 ただ、指先が進行方向に向かっており、 下に傾斜したりしていないということにも着目してみると グライドするということは、 体重を指先の方へより傾けるということが良いというわけではなさそうですね。 グライドをする際には、胸の位置がお尻よりも、深く入水することが大切で 星選手は、この動作をしても 次の動作に支障がないという点が強みではないかと思います。

星選手のバタフライストローク技術
バタフライは、いかに省エネで泳ぐかが大切になります。 今回は、世界水泳金メダリストの星選手を参考に解説をします。 まず、エントリーから。 エントリー段階においては、肩よりも外に入水していますね。 その段階から、さらに揚力を生み出すため、アウトスイープをしています。 この段階から、キャッチをし、お腹の部分の方へインスイープをしていており 外から中へ水を集めてきて、最後は、外側へフィニッシュをしていますね。 リカバリーもそこまで、高くなく 肩から指先まで同じ高さですね。 遠心力をつかってもどしているように思えます。 <まとめ> エントリー:肩よりも外に入水、その段階からアウトスイープ キャッチ:インスイープをしプルへ プル:S字を描くように、腹部の方へ フィニッシュ、リカバリー:大きくなど余計な動作を入れず、素早く戻すこと 以上です。

ブレストターン技術
ジュニアスイマーでターンを苦戦している子は多いです。 特にブレストのターン、後半勢いがなくなってきたときにうまくいかず 失速をする子を多くみかけます。 今回参考にするのは、渡辺選手、北島選手、ジェシカハーディー選手、森隆弘さんです。 ポイントは、 ①タッチしたときの肘の使い方 ②体を立てるタイミング です。 渡辺選手は、 ①肘が伸びた段階から、体の流れを利用し、だんだん体を近づけていき 肘が自然と曲がっています ②タッチが比較的近いことからか、体を立てるタイミングは、両手がついた段階と比較的速いです。 次に、北島選手です。 ①については、渡辺選手と同様です。 ②については、視線と、顔の向きは両手タッチの段階で壁側を見ていますが、左手が離れてから、体が立つようです。 次に、ジェシカハーディー選手です。 ①まがっていますね ②明らかに意識をして、顔の向きを下に向いてから、左手が離れる段階に、素早く上から回っている 縦回転のロールターンという感じに見えます。 この際に、ひざが小さく運んできているのも、注目ですね。 最後に、現在では指導者として活躍されて

バックストロークエントリー技術
今回は、バックのエントリー技術についてです。 参照するのは、日本人代表選手でおなじみの入江陵介選手! 世界一綺麗なバックストロークスイマーとも賞されている彼の泳ぎ 特徴的なそのポイントの一つとして挙げられるのは エントリー技術であるといえます。 「入水は小指からすること」 「入水は深く(勢い良く)入れること」 →「入水は、勢いをつけ、小指から深部まですること」 本当にそれが正しいのでしょうか? 正しいのであれば、どうしてそのような泳法をする必要があるのか。 今一度考える必要があります。 下の画像は、入江選手の左右のエントリー時です。 さて、どのようになっているのでしょうか。 ポイントは、 1、勢いよく、小指から入水をしないこと 2、水しぶきが出来る限り、手のひらにつかないようにすること フリーにおいて、佐藤久佳選手もこの点については意識的に実現しております。 3、入水したら深く入水しないこと 入水した時点から、水をすくってくるように水を運ぶこと 以下の動画を参考にしてみてください。

ブレストストローク技術
プロの選手でも様々な泳法を行っています。 プロの技術を真似することも大切な練習の一つです。 「ブレストで最も大切なストロークポイントとはどこですか?」 という質問があった場合に皆さんはどのように答えるでしょうか? 私なら、リカバリー&グライド技術と答えます。 体格、性別、キック型、プル型と異なることから、 いろいろな泳法を見てみましょう。 そして、まずは真似てみることから始めてみましょう。 その中から、自分にあったやり方を探してみてはいかがでしょうか?? 以下において、日本人選手を比較してみます。 1、北島康介選手 2、立石諒選手 3、宮坂選手 4、今井月選手 手だけが先に先行するタイプと手と体で同時に前に移動していくタイプがいますね。 では、自分はどちらに向いているのかということを 是非考えてみましょう!!