
競泳水着の進化
競泳というと、この水着のイメージの方がいまだあります。 通常「ブーメランパンツ」と言われる、水着でした。 1990年代のトレンドです。 タイムを出すため、小さめを履くというのが選手の考えでした。 半分くらいお尻が見えてる方がいいと言われていた時代です。 それは、水着の面積=抵抗と考えられていたからです。 水着の素材が水を吸収してしまうため、重くなるというのもあると思います。 ですが、2000年になり、スパッツ、フルレッグ、全身水着の時代が到来します。 面積が小さめの水着よりも、水着で体の抵抗を減らしたほうがいいという時代にシフトしました。 これは、「エールブルー」です。 懐かしいモデルだと思います。 素材、形態を自然動物を参考に、開発されたと言われています。 これによってか、世界新記録が13個も更新されたと言われています。 スパッツだけではなく、全身水着を着た「イアンソープ」選手が到来したのも この世代です。 つまり、泳法中における、前面部からの体の面積を減らすという理論がトレンドとなりました。 そして、2008年に水泳界に衝撃がはしりました。

リオ五輪 競泳 7日目
<女子 200m 背泳ぎ 決勝> 波乱のあったレースでした。 世界ランキングの上位2人がこけてしまったレースとなり K.ホッスーには4つ目の金メダルの可能性が出たレースでした。 前半から、ホッスーがリードをしたレースでしたが、 ホッスー、ディラド共に体力がある選手でしたので ラストどうなるかなと見ていました。 0.06差でディラドが勝ちました。 ホッスーはタッチを工夫していましたが、ラストのスパートをかけられなかったため 粘ったディラドにラスト10mの勝負に負けたように見えました。 <男子 100m バタフライ 決勝> スクーリングはフェルプスの記録に迫るタイムを出しました。 オリンピックレコードでした。 2位以下は本当に接戦でした。 2位が3人出る異例のレースとなりましたが、 ラストのタッチで、勝負が左右される種目でしたので 非常に面白いレースとなる予想通りとなりましたね。 <女子800m 自由形> まさに、レデッキー劇場ですね。 19歳でこれですから、本当に素晴らしい。 800mではありますが、ラストスパードがすこいんです。 動画があれば、後

リオ五輪 200m平泳ぎ 決勝レース
金藤選手がやりました! 予想通りの金メダル。 前半から、力みすぎず大きな泳ぎで気持ちよく入れたように見えます。 後半にも強い選手なので、100mのターンの後に先頭を譲らずに 終始、大きな泳ぎでペースを崩さずに、リラックスして泳いでいましたね。 同じ代表選考された、渡部選手に比べるとプルの動作が本当に大きいです。 上体も高く上げていく点も泳ぎ方の特徴です。 そのため、長い距離の選手ではありますが、非常に力強さを感じます。 27歳という競泳界では ベテラン選手とされる年齢ではありますが このような結果が出たのは、間違いなく 諦めずに突き進んできた結果でしょう。

リオ五輪 200m個人メドレー 決勝レース
注目の1レースです。 1コース藤森選手、4コースフェルプス、5コースロクテ、6コース萩野 と4、5コースにレジェンドスイマーを挟むように、日本人選手の活躍が期待されました。 前半から、世界新ペースでの速いレース展開でしたが、 萩野選手は、肘を怪我してからは、背泳ぎの左ストロークがうまくいっておらず 置いていかれていました。 でしたが、腰を怪我していたロクテをはじめとする3,5レーンの選手が後半に失速することにより、 得意なフリーで巻き返すことができました。 また、400mの時には、問題がありませんでしたが、 少しスピード不足感があり、本人もレース前に不安要素もあったようですが どうにか銀メダルを獲得できました。 それにしても、フェルプスは本当にすごい。 22個目の金メダルを獲得し、 金メダル獲得数での史上最強のオリンピアンとなりました。 藤森選手もベストを出し、良いタイムを出しましたが 0.1秒でメダルを逃してしまいました。 藤森選手があまり写っていないので、何も言えませんが ラストのフリーではスパートをかけて上位に入り込んでいましので 良いレー

リオ五輪 女子200mバタフライ 決勝レース
星選手が100mでは、非常に良いタイムで泳いでいましたので 200mでのタイムも期待できる状態であると言われていましたが、 2大会連続メダリストとなりました。 セミファイナルでは、余力を残しつつも、調子が気になるようなレースをしていたので とりあえず、メダルを取れたことに安心をしました。 金メダルまで、あと少しでした,,, 前半から、00秒代で入り、いい位置でラスト50をターンをしていましたので、 後半に強い星選手にとっては、非常に良いレース展開であったかと思います。 2大会連続のメダリストになることは容易ではありません。 2012年のベストタイムに近いタイムも出せていましたので 「出し切ること」ということはできたのではないでしょうか。 今大会での日本勢は、200mなどの長距離でのレース展開がうまくいっている選手が多いように思えます。 ジュニアの選手も、トップ選手がどのような工夫をし、ラップを刻んでいるのかを分析してみると 自分のレース展開に役に立つかと思います。

リオ五輪 男子200m平泳ぎ 決勝レース
渡辺選手は、セミファイナルのタイムがオリンピックレコードでありました。 そのため、日本勢の活躍が非常に期待されたレースでした。 結果としては、0.5秒内に6名もひしめく混戦で、 メダルを逃した本当に惜しいレースでした。 渡辺選手は、後半に伸びてくる選手ですが、 セミファイナルと違い、決勝では、自分のレース展開ができてなかったように思えます。 そのため、ラストの50mが泳ぎが小さくなっていました。 特に、150~175mのエリアでの力みが、ラスト25mの混戦勝負に敗れてしまったのかもしれません。 小関選手は、普段通りのハイペースでのレース展開をしていましたが、 ラスト10mで足が入らなくなってしまっていましたので そこでいけていれば、金メダルだったのかもしれません。 おふたりとも非常に惜しいレースであったと思います。 平泳ぎは特に、レース展開が非常に大切な種目です。 自分のペースで泳ぐこと、これを守りきれる選手が結果を残しやすいです。 明日の女子の平泳ぎを期待しましょう!

リオ五輪 男子200mバタフライ 決勝レース
坂井選手、瀬戸選手とチーム早稲田の活躍が期待される中 シェー、フェルプス、ルクロと非常に混戦の中 世界新記録保持者「水の怪物」フェルプスが優勝しました。 坂井選手が、大ベストを出し銀メダルを獲得しまいした! 世界ランキングでは2位につけていましたので、 フェルプスへは本当にわずかの差ながら負けてしまいましたが 非常に良いレースであったと思います。 ラスト50mまで耐え、ラストスパートにより、ごぼう抜きをし 見事2位となりました。 ラストラップが29秒代であったのが、坂井選手だけであったようです。 瀬戸選手は、ランキング1位のシェーの隣レーンにつけていたので、 意識して泳いでいましたが、それが、結果的にはマイナスへと繋がってしまいました。 後半に上がってくるシェー選手は決勝では、ラスト50mでこけてしまいましたね。 一方、フェルプス選手は前半から飛ばし、そのリードを譲ることなくゴールしました。 本調子のタイムに比べると、1秒近く遅いですが、非常に素晴らしいタイムを出しましたね。 今回のレースで坂井選手が注目され、その強みである柔軟性について 取り上

リオ五輪 男子200m自由形 決勝レース
レクロスが前半勝負、ソンヨウが後半勝負 をしてくるので、見ていて非常に面白いレースとなりました。 萩野選手も予選からいいところにつけていたので メダルが期待できたのですが、 ラストスパートがうまくいけば、もう少し順位が上がったのかな というところですが 決勝は開いてみると本当にレベルの高いレースになりました。 レクロス選手が1レーンであったのであまりレースをかき乱すことはできなかったようですが ソンヨウ選手をはじめ、他の選手はレクロス選手に乱されずに 自分のペースで泳げたと思います。 ソンヨウ選手は、400mが金を逃していましたが、200mで見事金メダル 獲得をしました。

リオ五輪 男子100m背泳ぎ 決勝
アメリカ、豪州勢が強い中、入江選手がメダルを期待されましたが 入江選手の生涯ベストでも、メダルには届かない 52秒代前半がメダルラインとなる レベルの高いレースとなりました。 R.マーフィーは高速水着のピアソル選手のタイム 51.94に迫る見事な泳ぎをし、金メダルとなりました。 今回のレースで、ピアソルの世界新記録が約10年ぶりに塗り替えられる可能性が見えてきましたが 前半から世界新記録よりもハイペースで入るというレース展開をしている選手が多く 50m背泳ぎのレベルが上がり、それに伴い、100mの背泳ぎのレベルも引き上げられていってるようです。 また、決勝に出ている選手は入江選手の泳ぎを参考にしている人が多いというような 印象を受けますね。 除選手、ラーキンは特にそうだと思いますが、アメリカ勢もベースは同じように見えます。 他の選手のいいところを参考にするということは、トップ選手でも行っているのです。

リオ五輪 女子400m個人メドレー 決勝レース WRあり
鉄の女と称されるカティンかホッスーの一人旅となるレースとなりました。 予想通りの結果ですね。 ただ、世界新のラインってこんな後ろに表示されることあるんですね。 カティンカ・ホッスー 1989年5月3日、ハンガリー中西部ペーチュ出身の27歳。 200メートルと400メートル個人メドレー、200メートル背泳ぎの3種目で世界記録を保持。15歳でアテネ五輪に出場。過去の五輪最高成績はロンドン五輪400メートル個人メドレーの4位。1メートル72、56キロ。 そのすごさからは、他国選手から、ドーピングをやってるに違いないと言われるくらい すごい選手です。 オリンピックで5秒も差をつけて金メダルとる選手っているんですね。 しかも、世界新を2秒も更新。 途中経過では、5秒くらいは世界新を上回っていました。 ホッスー選手は何個メダルを獲得するのでしょうか。(現在 金2つ)