

山口観弘選手 伝説の平泳ぎ200m世界新記録レース
日本人で競泳世界記録を持っている唯一の選手であります。 高校3年生の国体でしかも屋外のプールで出したのが非常にすごい,,, この伝説のレースは一度見ておいた方がいいです。 <rap> 50m 29.16 100m 1'01.72(32.56) 150m 1'34.78(33.06) 200m 2'07.01(33.23) <stroke> 50m 16 100m 16 150m 17 200m 21 <泳法の特徴> 泳ぎが非常に大きい ・アウトスイープが北島選のように、たくさん広げている ・キックの引き付けが大きい・キックの引き付けの際に、膝が中に入り、骨ばんが動くような動作が入っている泳ぎにブレーキがない・常に進んでいる ・抵抗を受ける動作が入る際に、他の人であれば抵抗を受けて勢いが減るのが、山口選手はそのような現象がない・リカバリー前に手が止まる 瞬間があるが、そのじかんでも進みが良い <レース展開の特徴> ラストの50mに注目をしましょう! 21ストロークになり、4かきも増えています。 ラストスパートをかけていますね。 進みが悪くなった時に


ケイトレデッキー 1500m世界新記録レース
フリーの名選手、ケイトレデッキー選手は距離によって泳ぎ方の調整をしています。 1500mという種目は意外と穴場ではあります。 その理由としては、50m世界新記録の5秒以上も落ちたタイムを持続する力があれば 世界新記録を出すことができるからです。 200mくらいの気持ちで泳いでしまうため、泳いだというだけで終わってしまうため ではどのように泳ぐべきか。ということをお伝えします。 <ポイント1> とにかく力を温存! 他の選手と比較しても、ターン後のけのびの距離が長いです。 バタ足の回数も打ってないんじゃないかというくらい少ないです。 バタ足の回数は2回と言われています。 レデッキー選手は、1500mではそれ以下の時があります。 <ポイント2> ペースキープ力を高めろ! 1500mに急に出ても結果は出ません。 1500mを想定した練習をしっかりとしましょう。 (例) 100m 20本 1'15 500m 3本 6'00 どの程度のペースで泳げるのか試してみましょう。 <ポイント3> ターン技術はしっかりと練習する! 1500mですと、ターン回数が非常に

テーパー(調整期)方法のコツ 多数論文参照
調整期にどのようにするべきか。という質問を受けましたので、参考にしてください。 <テーパーって何?> 水泳のシーズンは、目標としている大会に向け、トレーニングの強度が落ちていくテーパー期に頂点に達します。 一般的なテーパー方法になります。 <テーパーの効果> 1.最大酸素摂取量の増加 2.筋力とパワーの向上 3.筋肉中のグリコーゲン量の増加 <テーパーの意図> 目標のレースまでに肉体的、精神的、感情的なス トレスを減らすことで、テクニックやレース戦略の向上へ調整していくことにあります。 しかしながら、多くのコーチとスイマーがテーパーを過度に重要視し、良いテーパーを組めれば1年の構造を欠いたトレーニング計画であったり、質の低いトレーニング内容を補えると考えることすらありますがそうではないようです。 スイマーはしばしば、重要レースで悪いタイムが出た時、 「テーパーを失敗した」と嘆き、シーズンを通したトレーニングの失敗であるはずの低調なパフォーマンスを、全てテーパーが原因だと考えます。 テーパーを重要視し過ぎることは、一般的なトレーニング哲学に反します

キャメロン・ファンデルバーグ 100m平泳ぎカザン世界新記録レース
ファンデルバーグ選手はパワーの優位性を生かすため、 極端にパワー重視の泳法をしています。 プルも外がきをしています。 通常、外がきをすると戻す距離が長くなるため、あまり競泳スタイルではないのですが 内がきも含めて持ち前の力で素早く戻しています。 北島選手と比較すると、胸郭の柔軟性が高いため、リカバリー前に背中を丸めて 伸びやすい姿勢を他の選手より取れているように見えます。 キックのひきつけるタイミングが異常に遅いですね。 手とキックのバランスが通常ですと、手が3で足7の 3:7くらいになるものなのですが 手の方が割合が多いのかもしれません。 本人インタビューでは、バタフライのように泳ぐことがポイントである ということを言っているようです。 キックのやり方については、ひきつける時には、抵抗を作らないように小さくしていますが、 上半身と同様に、蹴る瞬間は広めのキック ウィップというよりはウエッジに近いような形で、ウィップキックを力強く蹴っているようです。 50mの世界新記録を出すレースではキックの幅を変えています。 それはまた後ほど。

ミチェル・ラーキン カザン世界大会レース分析
①キック 入江選手の記事でも書いたように、クロスオーバーキックを使っています。 その意図とは、過去の記事を確認ください。 ②プル ここまで広げても体幹がぶれていないのが素晴らしいところ。 意識して行なっているトレーニングの成果と言えるのかもしれません。 やはり、浅い部分をかいて、水流をできる限り作っているようです。 また、エントリー→キャッチで体を上げるような動作が入っていません。 そして、水中から見ると、そんなに体が起き上がっているようには見えません。 この姿勢で泳ぐためにはどの部位が柔らかくてはいけないのか、明白です。 バサロキックは 、200mにおいては無理をしないで5回程度です。 乳酸のことを考え、スイム動作を優先するとそうなるのかもしれません。 (1)200m 背泳ぎ (2)100m 背泳ぎ

入江選手のキック技術 クロスオーバーキック
背泳ぎの通常のキックが1ストロークに対して6回 1:6 という割合に比較して 入江選手のキックは2回とクロスオーバーキック1回の3回なのです。 クロスオーバーキックとは何か。 それは下の画像でもあるように、足を重ねるようなキックをいいます。 長距離の選手では、よくやっている方がいますが、背泳ぎだと珍しいという。 ですが、選手権などを見るとファイナルに進むにつれ、結構使っている選手は見かけます。 省エネである。という自己分析をしていましたが、私は別の部分の意識があると考えています。 それは、「足の高さの維持」です。 ローテーションをする際の反対足が下がると、抵抗が増えますが クロスオーバーキックを打てばそのような抵抗が削減できるのではないか。 また、ローテーションをする際に、足同士がぶつかることはよくあることで それがうまくいってこのような形になったのではないか。 と考えました。 あとは、それぞれの方のイメージ次第です。 試してみる価値はあるかと思います。

スタートが一直線上に入るコツ 古賀選手分析
練習ではなかなかできませんが、スタート技術はとても重要です。 実際に苦手ですと1秒以上の差が浮き上がりまでのその時点でできてしまいます。 慣れていないと、スタート台を蹴りきれずに腰が抜けて 勢いが弱く、落ちるようなスタートをしている方が少なくないと思います。 古賀淳也選手を参考にしてみますと、スタート台を後ろに蹴るだけではなく、 蹴り終わった後の段階で、足を上に蹴り上げ 上半身の直線上に足を移動させているのわかります。 試合の会場で、試してみてください。 なお、この写真は、facebookの古賀選手のファンページの動画を引用させていただいております。 https://www.facebook.com/junya.koga.1987/?fref=pb&hc_location=profile_browser


バサロキックとドルフィんキックの速さ ライアンロクテ選手参考
皆さんは、ドルフィンキック>バサロキックと考えている人が多いのではないでしょか? 実際には、バサロキックの方が速いという方も多くおられます。 ライアンロクテ選手はそれを利用し、個人メドレーのBR→FRのターン後に バサロキックを導入しております。 実際に、ルール上問題ありません。 この泳法で、FRee200mでも水中動作で周りに大きな差をつけていました。 かなり有効な戦略ではないでしょうか。 皆さんも、試してみましょう!