
ブレスト ピッチとグライド
写真は、2016世界水泳短水路選手権のメンズファイナルです。特に、ファンデルバーク選手を参考にします。 50mのBRですと、頭が水に浸っていない選手すら存在するのですが ピッチが上がった際のグライド姿勢は平行にしているのでしょうか。 グライドからアウトスイープが早いため、 横写真では、背中が沈んでいるように見えますが 実際には、後写真を見ると沈んでいないように思えます。 そのため、平行にしないで進んで行っているのかな、とも思うのですが 他の選手を見てみると 綺麗な平行姿勢を作っております。 ファンデルバーク選手は 平行姿勢を高いポジションで作るため、お尻を上げているのではないでしょうか。

バタフライのエントリーへの動作
バタフライのリカバリー→エントリー動作についてです。 写真は、2016世界短水路大会100m Fly覇者のカティンカホッスー選手です。 特徴は、①リカバリーの低さ、②エントリー時の肘の高さ ①については、 リカバリーが他の選手と比べて、水面ギリギリに戻しています。 リカバリーが高いと体を沈み込む、動作時間が多いことからタイムロスへとなるため 低く戻しているように思いますが ②があるため、他の選手よりもストローク数が少なく維持されていました。 エントリーする直前まで水への腕の抵抗を作らない。 エントリー→グライド時、ホッスー選手の強さが出るポイントなのかもしれません。 グライド時の伸びを増やすためには、やはり大胸筋の柔軟性が重要であることが大切になってきますね。 WSAでは、このような動作を行える柔軟性が備わっているか、チェックしています。