
金子選手のバサロキック
世界トップのバサロキックを駆使する金子選手のバサロキックが公開されましたので解説します。 ドルフィンキックもそうですが、イルカのキックということで両足を同時に 動かすことで大きな推進力を生み出すことができる水中動作です。 イルカがスピードをあげて泳ぐときに、キックのスピードを速くするのですが 人間が行うと上半身がぶれて、抵抗をたくさん作ってしまいます。 バサロ、ドルフィンを打つ際に、上半身がぶれないようにすること とても大切になります。 みなさんも意識して、練習してみてください。

mcevoy選手のストロークテクニック
豪州の選手は体格的優位性があることから、イアンソープ選手の時代から 多くの選手が活躍しております。 現役選手の中で、リオ活躍が期待される選手の一人として、mcEvoy選手があげられます。 先日の大会で100mFreeで47秒0と46秒台に迫るタイムを リオ五輪前に出しました。 彼の泳ぎ方をみると、とにかく二軸で泳ぎグライドをするとしても 体の向きが下向きで、大きな面で浮力を常に作り出し ボディーポジションを高く維持しているような泳ぎ方をしております。 また、二軸で泳いでいますが、エントリーした後に体が回転しないように 肩甲骨で伸ばせる範囲でグライドを取り、そこから、プル動作 手を振り回すことがなくピッチアップをしています。 こんな泳ぎ方をされてしまうと、日本人じゃあ勝てないよ… と言いたくなってしまうようなフィジカルを活かす泳法スタイル 飛び跳ねて泳いでいるのではないかと疑うぐらいボディーポジションが高い mcEvoy選手の46秒代に迫る泳ぎ 是非とも動画で確認してみてください。

古賀淳也選手の背泳ぎ浮き上がりテク二ック
スタート局面で世界に郡を抜く、ダントツの技術を持つ 古賀選手のオリジナルテクニックをご紹介します。 リオ代表選考会 100m背泳ぎ 決勝のワンシーンです。 左手に注目をしてください。 ひとかき目を外側をかくのではなく、 体の内側をかいて浮き上がりをしているのみえます。 おそらくこちらの方が推進力があるので、行っているのではないか という仮説を立てていますが、本人に伺う機会があればとってみたいと思います。 早稲田の後輩である瀬戸選手も2015年度の早稲田のサイト内において、 この浮き上がりを実践していると書いていました。 その理由としては、こちらの方が浮き上がりと同時にピッチをあげやすいとのことでした。 確かに、通常の泳法よりも3かき目からのピッチがあげやすいかもしれません。 このやり方を動画であげている方がいらっしゃったので、参考にしてみてください。

ライアンロクテ選手のバックターン技術
ターンテクニックの一つを解説します。 今回は背泳ぎの名選手、ライアンロクテ選手を参考にします。 ターン局面でのタイム短縮の1つのポイントとして 出来る限り近づきすぎないで回ることがあげられます。 ひとかき多い選手と、そうではない選手を比べると、1かき分をかく分の タイムだけ、タイム差が毎ターン事にでることになります。 そのため、壁を蹴るにあたり、支障のない 一番遠い距離でターンを行うことを心掛ける必要があります。 以前には、小さく回ることが重要なんて言われていましたが 今はそうではないのかなと考えられます。 体の長さを最大限に利用してあげるためには、腰を支点に回転すると 足が付くポイントを過ぎた際に、回転を始めますが 腕の使い方が大切です。 まずは、腕を体と平行にし 頭を下げて、回転を生み出します。その際に腕の向きを変えて浮力を作ります。 出来る限り、高い位置でターンをし、腰のポイントを中心にターンを行っていきます。 そして、浮力とあわせて、頭の方へ水を押していくことにより、回転力をあげて反転をしていきます。 ターン局面を迎えるにあたって、まずは

池江選手のバタフライリカバリー
池江選手をみると、日本人離れをした体格に着目しがちですが その体格を十二分に活かす肩の柔軟性にも着目すべきであるといえます。 バタフライのリカバリーにおいて、その柔軟性が出ているのです。 通常ですと、バタフライのリカバリーは水面ぎりぎりで戻すということが 理論上、常識とされております。 その理由として、最短距離で戻すこと、肩への負担を減らすことにあると言えます。 池江選手は、リカバリーを大きく戻すことにより、 前にかきましたが、力強いキャッチを作り上げているようです。 また、水面の近くを動かさないことにより、水とぶつかる面積を減らし、抵抗を減少させているという効果もあると思います。 その非常識な泳法が、力強い泳法の秘密であります。 他の選手と比較してみると、リカバリー動作の高さの違いがわかります。 しかし、真似できるような泳法ではないかもしれません。 柔軟性はすぐに始められることでありますので、 肩の柔軟性を高めることをはじめてみてはいかがでしょうか?