
孫 楊選手のストローク技術
フリーのスペシャリスト 中国代表 孫楊選手のストローク技術について解説したいと思います。 ロンドン五輪 2冠 Fr 400m,1500m 198cm、89kg ドーピング違反や、反日発言 があったこと等、話題性のある選手です。 今回は、1500mを泳いでいる映像を使って解説したいと思います。 まず、エントリーについて ソープ選手と同様に、エントリーからグラインドのやり方がとてもキレイな泳法です。 他の選手よりも、大きな体、長いリーチをうまく利用して、 グラインドの時間を長くとることで、ストロークの力強さだけではなく 伸びて進むことを大切にしているようです。 手を伸ばすと、腕全体に浮力がうまれるため、体のポジションが高いところで 維持させます。 自身の特徴、強みを活かしている泳法かと思います。 意外だったのが、キックのタイミングを対角線上に打っているようです。 それなのに、ローリングを他の選手よりもとっていますね。 キックのタイミングで、安定感を維持しつつ ローリングで加速力を作っているようです。 もしかすると、プルのタイミングで直線上の足でキック

立石諒選手のブレスト技術
本日は、私の同世代である立石選手のブレスト技術について、 画像を使い、解説をしていきたいと思います。 立石諒選手 ミキハウス所属 スタイル 平泳ぎ ロンドン五輪 銅メダリスト 現在、現役アスリートとして、テレビなどでも活躍 特徴 ロンドン五輪で、北島選手をコンマ数秒で破り、メダリストとなり、一躍ヒーローとなりました。 その立石選手の特徴としては、ストローク数が少ないことが上げられると思います。 また、そのストローク数の少なさを体現する泳ぎ方を一言でいうと 「滑らかブレストストローカー」 顔には似つかぬ、泳法です。(立石君ごめんw) まるで、「女子小学生、S1がブレストです。」 というような、泳ぎ方かと思います。 つまり、日本人の女性スイマーの参考になるような泳法であるといえます。 姿勢について、お腹の部分でキレイに揚力を使い浮かんでいますね。 画像をみると、この段階だと手の位置と足の位置の高さがほぼ同一ですね。 見ていると、立石選手は、グラインドをし、ストリームラインをとる際に、上体を下げて、 体がまっすぐになることを意識しているようですね。 ギ

Katie Ledecky選手のストローク技術
今回は、レディッキー選手のストローク技術についてかきたいと思います。 katie Ledecky選手 アメリカ現代表水泳選手 最年少代表記録保持者 15歳 オリンピック金メダル 世界水泳4冠 競泳史上初 Fr 200m、400m、800m、1500m 1500m世界記録保持者 主にキャッチの部分についてですが、 画像を参照しつつ、解説したいと思います。 ハイエルボの理論について、まず書きますね。 エルボ=肘ですが
肘の位置が高く保つことこれにより、多くの水をつかむことができるんですね。
手を動かすと足が下がる方の一つの原因として、水を下に押しているということなんです。
下に押しても進みは悪いのはご存知の通り、、、
で、下に押すことで上体が高くなるので、その一方で下体がさがります。
なので、とても効率の悪い姿勢を自らのストロークでつくりあげてしまっているんです。
そこで、肘を高くしてあげることで、
水を後ろに押すことを実現することで
多くの水をつかむことで推進力をうみ、上体が不自然に高くなることを防ぎます。

背泳ぎ王者アーロンピアソルのストローク技術について
元アメリカ代表の背泳ぎ選手 アーロンピアソル選手 について書きたいと思います。 身長190cm、体重92kg 背泳ぎ100m,200m現世界新記録保持者 アテネオリンピック3冠 彼のストロークについて、スポットをあてたいと思います。 というのは、現代において、皆さんがこの泳ぎ方を踏襲しているのではないか。 と考えるからです。 では、キャッチから。 ピアソル選手の場合は、手首から芝刈り機のように、角度をつけて 入水をしていきます。 だからといって、指先が深くなりすぎずにプルを開始しています。 また、エントリーしたあとにすぐに外にかきはじめている点もポイントかと思います。 下の画像をみるとわかると思いますが 肩のポジションを下げ、後背筋を使い、ストロークをしているのがわかります。 次にプルについて見ていきます。 腕が伸びています。 深いところから、水をすくってくる段階かと思います。 バックを習うとこの泳ぎ方を学ぶかと思いますが 私の経験上、非常に難しいです これをやろうとすると、間違った泳ぎをしてしまう方が非常に多い! その理由として、肩の柔軟性だけ

マイケルフェルプスのバタフライ技術
今回は、マイケルフェルプス選手のバタフライ技術について、解説したいと思います。 マイケルフェルプス選手 通称「水の怪物」 身長193cm、体重91kg ロンドン五輪競泳競技終了時点でオリンピックメダルの通算獲得数が22個 世界選手権では通算33個のメダルを獲得 2010年に引退を示唆したが、2014年に復帰 2015年現在のアメリカ大会で、3冠を達成 そんな怪物です。 まずは、エントリーからの画像です。 胸部が先に沈めているのがわかります。 ここから、胸部から指先にかけて水を押さえるように、エントリーをしていきます。 他の選手と比較しているのをみてみます。 比較していてみるとがS字になっているのがわかります。 ウェーブ泳法をしているようですね。 胸部が下げてはいますが、キャッチポジションは高いところにあることがわかります。 また、反張膝による強力なキックがそのプルをサポートしているのがわかります。 バタフライはプルだけでもっていってしますと、腕の筋肉が限界をむかえて 乳酸が限界値を超えてしまい、ラストスパートをかけられなくなってしまいます。 その

イアンソープのすごさとは
水泳といえば、北島康介に続き、イアンソープとでてくるはずです。 日本水泳界の立役者にもなってくれた、選手かと思います。 この人のすごさを紹介致します。 身長196cm、足のサイズ35cm、15歳で代表デビュー、オリンピック3冠 レーザーレーサーを着たマイケルフェルプスがイアンソープの世界記録をぎりぎり更新 したことで、更にイアンソープのすごさがわかるかと思います。 イアンソープといえば、全身水着。 今は禁止になっています。 なにがすごかったのか、というとまぁ全部といってしまうと終わってしまうので ご紹介します。 この人のフリーは、キャッチアップ泳法 この泳ぎで、シドニー五輪では、100mも制覇しております。 とにかく、ソープ選手は、ストロークがとても長いこと。 キャッチの長さ、強さが彼のストロングポイントになります。 また、キックの強さも、彼の強みであります。 イアンソープの時代から、S字泳法に疑問がもたれ、I字泳法と変化したと言われています。 なんで、ソープはS字にかいていないのに、早いんだ,,, と当時は騒がれたことが懐かしいですね。 S字と

これぞ、ウィップキック
これぞ、ウィップキックという画像(jessica Hardy選手)を参照しつつ 平泳ぎのウィップキックについて説明をしますね。 ウィップキックというのは、むちを打つように打つという英語での命名のごとく、柔軟性を利用し、水を押しつつ、叩いていくようにはさんでいくキック方法です。
ポイント
1、引きつけ時に、ローマ字のWになるようにします
膝よりも、かかとが外になってきます。
2、足首に力を抜くことで、足首を柔軟に使うことができます
3、ももを前に引きつけないで、出来る限り、抵抗を減らします
4、挟むときには、足の裏で、水を叩きながら持ってきます。
この選手は、極端にウィップキックを打っています。 ザ•ウィップキックという感じですね。 5、引きつけたときに、体の姿勢が崩れいていないという点も素晴らしいですね。

ライアンロクテ選手のバサロキック技術
バサロキックといえば、この人でしょう。 ライアンロクテ選手です。 こちらの選手のキックのやり方を見てみましょう。 まずは、アンダーウォーターでの姿勢の取り方について着目をします。 普通のストリームラインの取り方よりも、伸転しているかと思います。 肩甲骨の部分が最深部になっていますが、かかとと、指先の深さは同一になっているのがわかります。 この姿勢をとり、腸腰筋部分から、足を出していきます。 この際に、出来る限り、上半身のブレを少なくすることにより、水中抵抗が増加することを 極力少なくすることができます。 是非この画像を参考にしてください。 このように、ももから、大きく動かすことで、大きな推進力をつくることができます。 実際に、私もこのように行っていますが、この形ができているときは、 推進力が断然に違うということも実証しています。 意識としては、お腹部分から、キックを打つ感じに近いです。 腰が弱い方は、意識しすぎて怪我をしないようにしてください。 この段階では、まだ、膝下は動かしません。 打ち終わった後に、しっかりと姿勢を戻すこと。 姿勢が戻らない

Jessica Hardy選手のブレスト技術
上からの撮影みたいですが、こちらで解説をしたいと思います。 まずは、さほど体がたちあがっていない点、基本的な技術としてとても参考になります。 また、これはブレストストロークの常識化してきました。 インスイープの際に、手を中まで持ってきすぎない。 肩の延長線上で戻すということですかね。 ちなみに、アウトスイープを広げ、キャッチポイント大きく泳いでいますね。 その動きのおかげで、体も上にあがらず、効率の良い泳法を実現しているようです。 また、足に着目をすると、手が戻るタイミングでまだ引きつけが終わっていないですね。 Jessica Hardy選手は、キックの引きつけを大きくとることで有名ですが、 この段階では、まだ初動だといえます。 手の平が上に向いていますね。 これもポイントなんですねー まだ、足が初動ですねw さて、急にキックが進展しましたね。 キックの動きが、圧倒的に早いですね。 抵抗を作る動作を極力少なくしていることがとてもわかりますね。 また、完全なるウィップキックですね。 ストリームラインをとった際の、姿勢がとてもキレイなのがわかります。

バックストロークのスタート技術
今回は、バックのスタート技術について、触れたいと思います。 以前のバックスタートとは 構えた際に、引きつけすぎない。 腰の位置を高くしすぎない。 反り返って、指先から入水する。 というのが基本だったのかと思います。 現代の技術はこちら。 今回は、古賀選手を参考にします。 理想は、高い位置から上に飛ばず、水面へ一直線上に下降線をたどり入水することが大切になります。 滑る原因としては、黄色の力と相反して、重力(赤色)が大きくなりすぎるためであります。 緑色の方向へと動作を行っていきます。 その際にどのように気をつけるか、解説をします。 <ポイント> 1、バーを持った際に、太ももがお腹の部分にぴったりくっつくようにする 2、足を水面上に出して高い位置に置く 3、背筋を伸ばすこと。 4、腰の位置を水面よりも高くする。 →高い位置から制止時を頂点に、飛ぶこと。 5、頭から、後方へ動かし体が十分に倒れた後、バーから手を離し指先から一直線上に飛べるように壁を蹴る。 次に飛ぶ際の画像をみてください。 高く構えて、上に飛んでしまうと足がずるといってしまうので、 や