ライアンロクテ選手のクイックターンの技術
今回は、ライアンロクテ選手のターンの技術について、触れたいと思います。
まずは、ターンをする前の動作について
回る際に、ストロークと同時に頭を下げるのではなく、
必ず気をつけになってから回ります。
最後のストロークを書きながら、回る方もいますが
それだと壁までの距離感が近くなってしまい
他の人よりもより多い距離を泳ぐことになってしまいます。
1ストローク多いということは、スピード競技においては致命傷ですね。
次に、ターンの際の腕の使い方です。
下の画像を見てください。
腕をお尻の後まで持ってくる方もいるかと思いますが、
回った後には、ストリームラインをとるさいに、腕を頭上まで戻しますよね。
お尻の後までもっていってしまうと、時間もかかりますし
抵抗も作ってしまうために、非効率的なターンとなってしまいます。
ではどうするべきか。
下の画像のように、頭を下げた後に、足を壁側にもってきますよね。
その足の動作をやっている際に、手の向きを顔の方に変えて、勢いを付けるのが一番いいですね。
そして、ロクテ選手らしい技術をご紹介します。
下の画像を見てください。
これは、バックのターンではありません。
フリーのターンです。
ターンをした際に、横に90度オーバーのひねりを入れて回るのが通常ですが
蹴ってから、回転をしているのがわかるでしょうか?
私もこれは試してみましたが、
姿勢をキープしつつ、ドルフィンキックを打つのがとてもやりやすいんですね。
ロクテ選手は後に、フリーでもドルフィンではなく、バサロキックをするようになるのですが
バサロキックが苦手な方は、是非ともこの技術を参考にしてください。