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ラストスパート向上論(乳酸除去能力)

レースのラストに体が動かなくなることを「乳酸」がたまった!

なんてよくいいますが、

乳酸を味方につけられると、レースのラストに強くなります。

その方法を今回は紹介します。

乳酸とは、、、

運動時に、FTPを超える強度の高い運動をすると、使用したエネルギーは分解されて最終的に分解された中に「乳酸」という物質が生まれます。

その物質が筋肉を酸性化させることで機能障碍を引き起こすのです。

また、試合のラストに体が動かない状態というのは

体内に「乳酸」という物質が、筋肉というバケツの中にたっぷりたまってしまっているという状態になっているのです。

というのは、「乳酸」は単に疲労物質ではなく、心肺機能を要するスポーツにとってはエネルギー源にもなるのです。 心肺機能、呼吸器群は、「乳酸」をエネルギー源として好みます。

そのため、全身の筋肉に乳酸がうまれた際には、血液を速く流すことで乳酸をエネルギーに替え、除去をしてくれます。

つまり、乳酸を除去する能力を身につけることが、競泳競技には、非常に大切になります。

そこで、本題です。

『ラクティック・アシッド(乳酸)と上手く付き合う方法』では、

乳酸の除去能力を高めるのに有効なのは、

「強度の高い運動と長距離トレーニングを組合せたもの」と説明しています。

<強度の高い運動>

これを主に、対乳酸トレーニングといいます。

水泳でいうと、AN1、AN2を指します。

(例)50m×6 all out  2`00

(例)100m×2  3`00

(例)50m×6 2H1E3H 1`30

このような練習です。

<長距離トレーニング>

いわゆる、インターバルトレーニングをいいます。

水泳でいうと、EN2、EN3を指します。

(例)50mのベスト+2秒での練習

   Tテスト−2秒

単に、長い距離をひたすら泳いでいても、乳酸除去能力は高くならないということには注意が必要です。

普段から、このような練習を反復継続をすることにより、

レースのラストが非常に強くなります。

日々の鍛錬が大切ですね。

なお、この記事は以下のサイエンス論文を引用、参照しております。


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